ふくれっつらな俺のプリンセス

学園祭の女王



「テーマが決まれば後は早かったなぁー

クラスの中に親がレンタルブティックを経営している子が居たから

…ホント助かったのよ。

その子が親に交渉してくれて…

古くなって処分する衣装を無料で提供して貰える事になったし

この服のここを使う、あの服のそこを使うって感じでアレンジをして

裁縫が得意な子たちが蓮と私のサイズに作り直してくれた。

どこで探して来たのか?

ウイッグも沢山集まった中から一番似合うモノに皆で決めた。

メイク道具や小物は全部女子の私物だったな…」

あかりさんは本当に楽しそうに当時を懐かしんでいる。





「そして待ちに待った学園祭当日を迎える事になったの…」










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