雪ノ空【完】


「…き…ゆ…雪ー!!起きろー!!」

「ん…トラ…?」

「おはよ、朝だぞ!今日は病院だ!」

「え?先生からそんな話は聞いてないけど……」

「さっき俺の携帯に電話があってさ!今日の午前中には来るようにだと!」

「あー、そっか。じゃ、ご飯の支度するわ!」

俺は駆け足で階段を下りた。

簡単なもんでいいよね。

俺はスクランブルエッグとスープを作った。

「これ食べたらもう出る?」

「んー、雪の準備が終わってからな!まだまだ時間あるし、ゆっくりな!」

「わかった。そういえば今日は学校じゃなかったっけ?」

「別にいいし!学校なんかより雪の体の方が心配だ!」

「なんか一段と過保護になってるなw」

「元々だw」




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