俺だけのもんになれ
するともうバレー部のメンバーがその男の子に話しかけていた
「名前なんてゆうの?」
「彼女いるの?」
「かっこいい~♡」
さっきまでとは声のトーンが違う女の子達
「す…すごいね、陽菜」
「う……ん」
私達は遠くからその光景を見ていることしかできなかった
でも男の子は一瞬私のことを見た
ドキンッ
かっこいい…
名前なんてゆうのかな
いいなぁ、みんな話せて
私そんな勇気ないよ…………