シンデレラガール
「着いたわよ」


いつの間にか寝てしまい、ヒロちゃんに体を揺さぶられ、目を覚ます。


「ごめん。寝てた」

「良いわよ。休める時に休んでおかないと、体が持たないわよ」

「うん」


車から下り、事務所が用意してくれたマンションの中へと向う。

あたしがいる事務所は、芸人さんが2、3組と読者モデルの子が4、5人の小さな事務所。

でも、みんな良い人達だかり、、、

家族みたいに温かいし、優しい。


「なんか、前より新しくなってない?」


前も、あたしはこのマンションで生活をしていた。


その頃はもっと、ボロかったような、、、


「なんか、リフォームしたって、パパが言ってた」


ヒロちゃんのパパはあたしが居る事務所の社長さんをしている。

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