甘い甘い体
いわゆるハイハイの形で俺達の方へ突進してくるタカさん。
「わっ・・・あの・・えぇ???」
絢乃ちゃんは後ろに体を反る。
「ナニ智久なんかとしゃべってんの!!??俺達ともしゃべろーよぉ!」
うわ・・・もう酔ってんじゃん。
向こうの方でゲラゲラ笑ってるノリさん。
絢乃ちゃんぱプチパニック状態。
「ちょ・・・タカさん、絢乃ちゃんビビッてますよ・・」
俺がタカさんと絢乃ちゃんの間に手を入れて、絢乃ちゃんの肩を持つ。
「うっせーよ。お前引っ込んでろ。」
俺を睨むタカさん。
すると、
バコって雑誌でタカさんの頭を叩いた優さん。
「何、後輩に絡んでんだよ。」
「いでぇ・・・暴力はんたい・・・・」
俺達の前でタカさんは頭を抱えてうずくまる。
「絢乃、大丈夫?」
今度は仁さんが絢乃ちゃんの傍により、絢乃ちゃんの表情を伺った後
「ったく、優、そっち持って。」
「はいはい。」
優さんと仁さんは呆れたようにため息をつくと、タカさんの両脇を抱えて俺達の傍から離れた。
はぁ。タカさんって酒癖わるいもんなー。
今も「離せー!!」って暴れてる・・・
普段もテンション高いけど・・
向こうの方でノリさんも結衣ちゃんに怒られてる。
「タカに飲ませたあかんって!!」
「いーじゃん、面白いし」
「被害が広がる!!標的が女の子やねんから!」
「ちぇっ、けちー。」
「もう!ノリも飲むな!!」
「わ!返せ!俺の酒!!」
夫婦喧嘩じゃん・・・
みんながノリさんと結衣ちゃんの仲いい喧嘩をゲラゲラ笑ってみている。
その時スッと絢乃ちゃんが立ち上がった。
「あれ?絢乃ちゃん?」
俺が立っている絢乃ちゃんを見上げると
「ちょっと・・・外出てくる。」
それだけ言って、部屋を出て行ってしまった。
え?外?もう10時過ぎてるじゃん・・