HONEY TRAP(1)~上司は身勝手な婚約者~
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伊集院先生はオペ中で会えなかった。
私はお爺様に相談しようと邸宅に戻る。
お爺様は書斎で本を読んでいた。
「お爺様…何とか見合いを断れるようにしてください…」
「わしも源治に言ったが…会社の為だと一点張りだ…」
お爺様も常務に見合い話を断るように説得したが訊く耳持たずで、逆に諭される始末。
「わしの時代は終わったのかもしれない…わしは社長だが、今、会社を動かしてるのは源治の方だ。悔しいが…わしにもう力はない」
「お爺様…悲しいコト言わないでよ!」
「…容司(ヨウジ)が生きてくれていたら、安泰だったのに」
お爺様の口から10年ぶりにお父さんの名前が飛び出す。
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伊集院先生はオペ中で会えなかった。
私はお爺様に相談しようと邸宅に戻る。
お爺様は書斎で本を読んでいた。
「お爺様…何とか見合いを断れるようにしてください…」
「わしも源治に言ったが…会社の為だと一点張りだ…」
お爺様も常務に見合い話を断るように説得したが訊く耳持たずで、逆に諭される始末。
「わしの時代は終わったのかもしれない…わしは社長だが、今、会社を動かしてるのは源治の方だ。悔しいが…わしにもう力はない」
「お爺様…悲しいコト言わないでよ!」
「…容司(ヨウジ)が生きてくれていたら、安泰だったのに」
お爺様の口から10年ぶりにお父さんの名前が飛び出す。