HONEY TRAP(1)~上司は身勝手な婚約者~
「!!?」



恭介の書斎の書棚からアルバムを取り出し、私に見せてくれた。



「この人が芽衣子さん?」



麻衣子さんの瓜二つだった。



「麻衣子さんと…?」




「麻衣子と芽衣子は双子だ…元々顔は似ていたけど…二人は互いをけん制し合い…ワザと髪型も似せようとはしなかった」



「でも、今の麻衣子さんは!?」




「芽衣子を意識して…芽衣子に自分を似せている…」




恭介は切なげに嘆息してアルバムを閉じた。




「互いにけん制し合っていたけど…男の趣味は似ていたようだ。麻衣子は俺のコトを…昨日、会社の同僚と飲みに行ったのは嘘だ。俺は麻衣子と会っていた」




「恭…介!?」



「嘘を付いたコトは謝る。でも、麻衣子と食事をしただけだ…」



「本当に食事だけ?」



「麻衣子に告白された…お前と別れて結婚してくれと。でも、俺は芽衣子に似た麻衣子を冷たくあしらえなかった」










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