HONEY TRAP(1)~上司は身勝手な婚約者~
家族4人での新生活が始まった。



私の腕の中で眠る小さなの命の名前は優希と命名された。


おっぱいを飲んで安心したかのように眠る顔。


「かわいいね…」



お兄ちゃんになった正人が優希の小さな手に触れる。正人も生まれた時は同じ大きさだった。


壊れてしまわないか。消えてしまわないかと不安だった。





眠っていたはずの優希の瞳がそっと開く。



「ボクのコト見てるよ…ママ」




「そうね」








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