図書館のカガミ


するといきなり…照ちゃんはキョロキョロと周囲を見渡し『作業室専用』というバーコードが貼ってある一冊の本を差し出した。



「ありがとう‥‥‥。」



受け取り様すぐ手を引っ込めつつ今度は怒賀さんにもたれるように横向きのまま椅子に腰を下ろして目を合わせないように壁を見つめていた。



――まあ変わった人だけど‥これはこれで彼なりの優しさなんだろうな‥とさほどビックリもしなくなった私はひとまず先程手渡された本を見つめた。
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