図書館のカガミ
「畏敬………の念…ですか???」
怒賀さんの言葉を繰り返しながらブックトラックにまたしがみつくように押しながら先程の光景を思い浮かべる。
確かに本を配架しているのにその空間がなぜだか神聖なものに感じた…。
空気がすんでいるというか…なんというか……………とにかく今まで色んな人が働いてるのをみた事はあったけど…あんなに清楚に仕事をこなす人を私は初めてみたかもしれない…。
「―――あのさ…!!
さっきの俺が言った事…………俺が香神さんから教わった事なんだよね。
だから…なんだろう…。
そう香神さんは俺にとっては…神なのかもしれない!!」