図書館のカガミ


「なるほど~~!!

じゃあ…怒賀さんの配架も神業ですか??」


ぼんやりしていた私に何気に気を使ってくれたのかふてくされたように思いを語る怒賀さんに馴染みを覚えながら答えた。



「俺なんて………香神さんとは比べようになんないよ……!!」



突然弱気な発言をフンッと鼻で笑いとばしながら作業室から図書館へとでる。



―――私には怒賀さんもすごいと思ったのに~なんて思いながら「そーなんですかあ?」と小さく呟き香神さんの姿を目で探してしまう…。


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