図書館のカガミ
先独さんの言葉に私はさらに得意気になりながら答える。
「そりゃあ………もうっ!!
しらゆきひめ!!ですよ!!」
「えっ…………???」
童話の王道といっても過言ではないそのタイトル…なんといっても誰もが知っている初心者向けなんて事を心の中で思い一人浮かれていた私に思いもよらない予想外の態度でタイトルを聞き返した。
「………しらゆきひめって…あの童話とか絵本のしらゆきひめ???」
「はいっ!!
もちろんですよ!!」