図書館のカガミ
絵本を受け取った先独さんは『しらゆきひめ』の本を表から調べていた。
古い薄汚れた本ではあったがメインの『しらゆきひめ』と魔女の挿し絵が表紙を飾る。
後方には泣き崩れる7人の小人達に囲まれた棺の中の『しらゆきひめ』の前を白馬の王子が通る挿し絵が大胆にも描かれていた。
先独さんは隅々まで調べて何かをみつけたようで香神さんに渡した。
それは…古い図書カード入れ用に貼られた封筒の後のようにもみえたでも‥‥‥。
「これはうちの本だったようだ‥。」