俺様陰陽師



「ところでクラスの学級委員を決めようと思うんだが、委員長をやってみないか?」


 ぐるりと教室を見渡していた教師の目が、再びあたしに向かう。


 あたしは冗談じゃないと、ぶんぶん首を横に振った。


 勉強だってついていくのがやっとな進学校で、そんなもんやる余裕なんてないよー。


「芦屋ならみんなも異存はないと思うんだがな、どうだ? 学年一位」


 異存なら本人があるよ。


 そんな変なあだ名でも呼ばないでー。


 あたしが、無理無理無理、絶対に無理! って叫ぼうとしたとき、救世主様の声が割って入った。


< 29 / 117 >

この作品をシェア

pagetop