俺様陰陽師
ぺこりと腰を折って挨拶をすると、もっさりメガネの隣の女子は軽くうなずいた。
「木崎さんに芦屋さんね。わたしは二年の湊(みなと)さゆり。窓際の子は春日菜々(かすがなな)、手前右から吉高美紅(よしたかみく)、三年の倉木輝(くらきひかる)、二年の武井彩月(たけいさつき)。そしてあなた達の隣にいるのが――」
「二年の上原莉央(うえはらりお)、よろしくね」
隣から明るい声をかけられてあたしたちは「よろしくお願いします」を繰り返す。
そして最後に湊先輩はずいぶん前から馴染んでいるような態度で中央に座っている男子を紹介した。
「……それから、今日、正式に入会した一年の安倍葵衣(あべあおい)君」