俺様陰陽師
「もう、茶化さないでー。緊張して普段は当てられても答えられないの知ってるくせに」
華波には、答案がいつも百点に近い理由をそういうことだと説明している。
裏切っているような疚しい気持ちがして、あたしは顔がひきつるのを見られないように華波にじゃれついた。
華波はあたしの心中には気づかずに、笑ってあしらってくる。
「余裕があれば教えてくれるかもよ? 倉木先輩とか頭良さそうだし。そういえば安倍君も学年二位の秀才だっけ」
「安倍君て学級委員を決めるとき担任がなにか言ってなかった? 忙しいから委員はしなくていいとかなんとかって」