俺様陰陽師



 そっと湯気のついたスモーク窓を見つめる。


 再び、こつんと音がした。


 小石を投げられて窓にぶつかったような音だ。


 まさか、覗き?


 あたしは顔をしかめて窓のシリンダーに手をかける。


 ちなみにあたしの身体はスッポンポンだ。


 自慢じゃないけど、人並み以上に胸があるわけでもキュッと美しく括れたウエストなわけでもない。


 いわゆる幼児体型だ。


 本当に自慢にならない。


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