ありがとう~君に贈る小さな想い~

君は誰?


僕にそっくり


(俺は万生。もう一人のお前だ。だけどお前じゃない。)
 


どーゆうこと?



(俺はお前の来世の俺だ)



もう一人の僕?



なら、杏菜って知ってる?



(そいつは俺の幼なじみだ。)



そっか...



ねぇ。


僕は何なの?



君じゃないなら、僕は.....なに?



(お前はお前だ。普通生まれ変わりは同一人物

が新しい体で新しい記憶で生まれ変わることを

言うんだ。老衰などで死んだ人たちができる。

けど、事故や自殺で若いときに死ぬとその魂は

消え、別の魂へと生まれ変わるはずなんだ。)





それじゃあ君は消えるってこと?



(あぁ。そういうことになる。なのに俺はここ

にいる。消えてないんだ...俺は気付かないうち

に死ぬことを拒んだのかもしれない。だから、

お前だけ入るはずが俺まで、お前の二重人格と

して体に入ってしまった。と考えてる)




じゃあ、僕たちは全くちがう人間ってこと?



(あぁ。)



で...でも、君が消える必要なんてない



僕の中にずっといればいい



僕はそれでもいいよ!



(ダメだ!お前にこれ以上迷惑はかけらんねー)



...っ!



どーすればいいの?




(それなら........)









━━俺に体を貸してくれ。━━















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