男友達と彼氏は別でしょ!?
「立てる?」

あたしは差しのべてくれた手を握る。

「大丈夫っと!っ痛!...くない!」
思わず痛いとかいってしまったあたし、バカだろ。
これ以上心配かけたくないのに...。

「俺が抱えるから、ちょっとごめんね。」

そういってあたしの返事も聞かず、立たせたあたしのひざと背中を持ち上げた。

「え、ちょっと...//大丈夫だって!下ろして!」

いわゆる、お姫様抱っこってやつ?
あたし、はじめてされたんだけどっ
え、ちょ...恥ずかしい!!

「このまま俺んちまで行こー♪」

あたしの下ろしては聞いてくれないようだ。

星也の優しさが目に染みた。
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