第2弾しましまパンツマン
イチノ作家デビュー!?
ゆるキャラ異変の終幕は、ゆるキャラ型インフルエンザという、ショボい結末を迎え、ダカラ硝子の熊どん像に仕込まれたお宝が単なる育毛剤という、何とも残念な落ちに加え、かの大泥棒ズパン三世の華麗なる実績にも汚点を残した。


が1人、収穫を得た者がいた。

黒玉村、コルキ旅館の仲居イチノである。

彼女は、一連の事件を事もあろうか、小説のネタにし某小説新人賞に応募したのだった。

イチノは、一次選考通過を待たず、早々に出版社編集デスクからの呼び出しを受けた。

1日休暇を取り、帝国都にある某出版社へ出向いた仲居イチノはホクホク顔で帰ってきた。




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