第2弾しましまパンツマン
「こちら、藤の間です。横になられるようでしたら、お布団用意させて……」

「ありがとう……そこまではないから」

「お荷物、こちらに」

荷物を部屋の隅に置き座布団を敷き、お茶を淹れる。
その間、理久は詩月に構いきりで世話をやいている。

「あの、ホントに大丈夫ですか?」

「気にしないで、周桜はいつもあんな調子だから」

「演奏してる時と、ずいぶん感じが違うんですね」

「まあね」

話ながら、机の上に置かれたアンケート用紙を 貢の真っ正面にスッと向ける。


「こちらにご記入を。アレルギーとか、気掛けておくこととか、ご要望等を。1時間ほどしたら頂きにまいります」

「わかった」

「では、ごゆっくり」

イチノが部屋を出ようとすると「ちょっと」と理久が呼び止めた。


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