第2弾しましまパンツマン
真夜中の……
「ったく、何も気絶するこたーねぇだろ。軟弱者が」

詩月を抱え、部屋に戻るなり理久がぼやく。

「何かあった?」

「チーバ村の非公認ゆるキャラ、なっしーが泊まるようだぜ」

畳の上に詩月を下ろしながら応える。

「へぇ~、GWは営業に出ないんだ」

「4月バカの日に、なっしーランドの宣伝を出してたよな。かなり儲けてんだろう。最近は海外ロケにも行ってるようだし」

「イリュージョンがウケてるらしい」

「くだらねぇ」

「で!? 用件は果たして来れず?」

「とりあえずアンケートは渡してきた。わからなけりゃ尋ねにくるだろ」

貢が詩月を見つめる。

「たぶん、どこか練習場所がないか。訊ねようとしたんだと思うヴァイオリンの」

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