無口で冷たい俺のお姫様



内心、疑問だらけでいっぱいだ。




結局、今もまだあの時のような笑顔は
見れてはいない。



それに、二人きりの時に言う!


なんて約束したものの
二人きりで会う機会なんてほとんどない。



今まで散々、言ってきた俺だから
何回も危うく言いそうになる。




これは一度、デートに誘うしかないかもしれない。



嫌われてないのなら


もしかするとオッケーしてくれるんじゃないか


なんていう甘い期待を持ってる俺。



そう決意して只今俺は
放課後、麗子ちゃんの教室の前で待ち伏せ中。




早く出てこねーかなー麗子ちゃん。



ここはいつもみたいにがっついて
教室へ飛び込むより待って約束を取り付ける
そのほうが真剣なんだと分かってくれる。




かもしれないからっていう俺なりの予想。



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