姉さんの彼氏は吸血鬼 孝の苦労事件簿①
言った瞬間、エリアルが一直線に突き進んで来た。
互いに一撃を加え合って、
磁石が反発するように勢いよく離れる。
だが、エリアルはやはり距離の目測を誤り、
壁にぶつかった。
セレナは途中で何とか止まると、
ゆっくりと地面に下りた。
「そういえば……あなたは、いくつか勘違いしてるわ。
さっき、私に『人間を餌としか思ってない』って言ったわよね」
「それがどうした」