サイコーに愛しいお姫様。



「休みぃ?!」



仕事場につくと早速、先輩の小倉さんに相談する俺。



「厳しいなー。夏は特にねーボーナス時期だしー」


「めちゃくちゃ頑張りますからっ!今月は休む月の分まで売上げてみせますからっ!」


「できるもんなら頑張ってみれば?」



よっしゃぁ!!小倉さんはできるもんかって鼻で笑ったけど俺は姫のためにやってやる!!



負けるもんかっ!!



バカみたいに気合いが入っている時だった。



朝イチから店の電話が鳴り響く。事務の女の子がとって電話応対している声がいつもと違って……



俺は何気なく振り向いた瞬間、凍り付いた表情の事務の女の子と目が合う。



そして受話器を俺のほうへとゆっくり差し出す。



「土屋さん……救急病院から奥様が事故に合われたって……」



一一え?




救急……病院?



事故?



なおが……?





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