サイコーに愛しいお姫様。



「許して下さい!女王様!!」



はあ?!女王様?!?



「ちょっと!こんなところでその呼び方はやめてよ!」



ドM男×女王様。
なるほど……そういう関係。



ん?でもなんで女王様が相馬なんかに好意を寄せて……



「ああ!深見さんって言いましたよね?俺、相馬の友達の土屋って言います!」


「どうも。あなたもかわいいわね」



相変わらず見下した口調。だけど俺と相馬は……



「あのですね、俺と相馬は昼間はMですけど夜になるとSになるんですよ?特に相馬は!だから深見さんのタイプじゃないと思いますよ?」


「つ……土屋?!」



そうだよ。相馬はこの裏の仕事をしている女王様に完璧に誤解されて気に入られてたんだ。



「そうなの?つまんなーい!かわいいからいじめがいがありそうだったのに。もう手、出さないから私がこの仕事してること内緒にしていてね?」



そう言ってカウンター席に行こうとした瞬間……



「待ちなよ!」



ずっと黙っていた姫は完璧にキレた顔。



「相馬とあみに謝りな!人の旦那に手出そうとして秘密にしとけ?ふざけんな!」



な……なおちゃん。相手は本職の女王様で姫でもさすがに適わないんじゃ。




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