クローバー
僕はユリの病院に入院した。

ユリの近くにいられるかと思うと、すごく嬉しい。

そうだ、早くユリに渡さないと。




――四つ葉のクローバーを。





枕元には、僕のノートに挟まれた四つ葉のクローバー。


これでユリは許してくれるかな。



それとも、こんなんじゃだめってそっぽを向かれるかな。




僕は看護師さんの目を盗んで、点滴をひっぱりながら病室を抜け出した。




――ユリ、今届けに行くよ。
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