クローバー
小児病棟はワンフロアだから、どこかにユリの病室があるはずだ。
僕は一部屋一部屋確認して回る。
けれど、ユリの名前はどこにもなかった。
「コウタ!」
振り返ると母さんが青ざめた顔で立ち尽くしていた。
「だめじゃない、何出歩いてるのよ!」
「母さん、ユリは? ユリの病室はどこ?」
「コウタ…」
「僕、ユリにあやまらなくちゃ。四つ葉のクローバー、これで勘弁してねって渡さないといけないんだよ」
母さんは廊下に座り込んでしまった。
倒れこむように突っ伏し、大声をあげて泣いていた。
「コウタ…ユリちゃん、だめだったのよ」
僕は一部屋一部屋確認して回る。
けれど、ユリの名前はどこにもなかった。
「コウタ!」
振り返ると母さんが青ざめた顔で立ち尽くしていた。
「だめじゃない、何出歩いてるのよ!」
「母さん、ユリは? ユリの病室はどこ?」
「コウタ…」
「僕、ユリにあやまらなくちゃ。四つ葉のクローバー、これで勘弁してねって渡さないといけないんだよ」
母さんは廊下に座り込んでしまった。
倒れこむように突っ伏し、大声をあげて泣いていた。
「コウタ…ユリちゃん、だめだったのよ」