クローバー
次の日は土曜日だった。

僕は夜が明けるのを待って、自転車で蓮華が丘に向かった。

ゆるい勾配を立ちこぎのままのぼっていくと見えた。

一面の緑のじゅうたんが!

先生が言ったとおり、蓮華が丘は見渡す限りのクローバー畑だった。



ここにならあるかもしれない。



僕は喜び勇んでクローバーの中に体をうずめた。




四つ葉のクローバ…。


僕は一つ一つクローバーを手に取り確認しながら探していく。


それは気の遠くなるような作業だった。


この一面のクローバー畑の中のどこかに四つ葉のクローバーは本当にあるのだろうか。







しかし、その日は見つけることができなかった。

陽が落ちてしまってはあきらめるしかない。





だから、また次の日も朝早くから蓮華が丘に向かう。






――僕は、四つ葉のクローバーをどうしても見つけなければならないんだ。
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