○○彼氏
「…で?いいの?ダメなの?」



唇を離し、櫂がわたしを覗き込むように言った。



…って、近い近いっ。




わたしと櫂の距離は吐息がかかる程近かった。



「い、いです…」



櫂の迫力によって肯定されたと思われても仕方のない状況だけど、わたしは本当に櫂と結婚したいと思った。

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