【完】ズルい瞳[短編]
怒涛のSHRが終わり、クラスの女子がわらわらと私の周りに集まってきた。
「いいなぁ、あおい。城崎先生とクラス委員の立場で一緒にいられるなんて」
「ってか、私と交代しない?」
「それより、いっそのことクラス委員を辞退してくれない!?そしたら……」
クラスメイト達はみんな思い思いの言葉を発するけど
「…………」
私はそれに何ひとつ答えられないでいた。
そうこうしていると
「はいはいはーい!俺っちのあおい姫が困ってんだろが?ほら、散った散った~」
今年もまた同じクラスになった藤堂信之介くんが、私を救うべくして群れる女子生徒の中に割って入ってきてくれた。
「ほーら、もう邪魔だって!」
その後ろには親友の美佳・大久保美佳の姿も。
「ちょ、何なのよ!?」
一部の女子がそんな2人に対して、明らかな嫌悪を見せるも
「あのさぁ?あおいだって好きでクラス委員になったワケじゃないんだから、いい加減諦めなよっ!」
「う………」
誰に対しても強気な美佳は、ここでもそれを遺憾なく発揮していた。