ペナルティ

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「本当に良かったのですか?私とここで留守番なんて…」

「何をいってるんですか、私は女中ですよ?私なんかがみんなについていくわけにはいけません」

「でもあなたは…」


口を閉ざした山南さんが何て言いたかったのか私にはわからなかった


数分前土方は四国屋、近藤さんは池田屋へ向かった

屯所に残ったのは猛暑で体調を崩していた山南さんと隊士たち

そして、私


「それに山南さんたちが心配ですから」

「木村さん…」

「体調は大丈夫ですか?」

「はい、お陰さまでずいぶん良くなりました」


本当なら私もついていって助けたかった

今でもみんなを追いかけたい

追いかけて本命は池田屋だということを伝えたい

でも史実を変えるわけにはいかない

池田屋事件に登場するのは新撰組のみんなと長州だけ

どこぞの女中なんておよびじゃない

だから私はせめてここを守る

みんなの帰るこの場所を





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