大好きな桜の木下で
狂ったように笑うお母さん…
夢の中のままはどこに行ったの?
ぱぱはどこに行ったの?
戻りたいのに…私は、幸せに暮らしたい、貧乏でもいい、ただ前の生活に戻りたいだけなのに…
まだ笑い続けるお母さん。
『行ってきます』
玄関のドアを開け、閉めようと振り返った途端…
『あんたのせいよ』
低い声でドアの隙間から睨みつけながらお母さんはそう言った。
私は必死に走りながら学校に行った。
こんな時、普通の人は友達とかに言うんだろうな…
私にはそんな友達なんていない。
それどころか、いじめられる。
『ぶーすまだ生きてたの?』
教室のドアを開けた途端に浴びせられる罵声。
この日、私の机はなかった。
不自然に空いてる小さなスペース。
私の机があったであろうスペースには、ボロボロの花。
『ごめーーん!死んだかと思った!』
その瞬間教室中が大爆笑の波に包まれた。
『わ…わたしっ!!!!!!!!!』
拳を握りしめ、自分が思ったより大きな声が出た。
『あ?私…なんだよ?文句あんのか?ぶっ殺すぞブス!!!!』
『わ、たし…は、こんなの、おかしいと思う!!!!!!!』
『何がおかしいんだよ、おい。
なに歯向かってんだよ、ヒーローのつもりか?あぁ?!おい!!!!!』
志穂が大声で叫ぶ。
『もう、こんなのはイヤなの!!!!!!!!!!!!!!!!』
そう言って私は教室を逃げるように出て行った。