大好きな桜の木下で
『由美……………なのか?』
暖かい声……………
懐かしい香り……………
振り返った私は、唖然とした。
『お……………とう………さん…?』
『由美……………ゆみ』
泣きながら抱きしめてくるお父さん
長い間会えなかったお父さん
桜の木下で夢がかなった。
お父さんの暖かい声
優しい香り
全てがいじめ、虐待、嫌な思い出を忘れさせてくれた。
『お父さんは情けなくないよ…』
『っ、ありがと…なっ由美…』
『お父さん…』
『なぁっゆ、み…』
涙でボロボロの顔でお父さんはこう言った。
『帰ろうか』
ふにゃっと、私の大好きな笑顔で…
~fin~


