大好きな桜の木下で

放課後になり、言われたとおり私は職員室に向かった。

本当のことを言うんだ。そして、いじめのことも…


ガラッ

『失礼します。杉村です。吉井先生に用があってきました。』

『杉村さん。こっち』

先生は私を、先生の机の横に呼んだ。

『怪我は大丈夫?』

『はい。』

『で、あなた、並木さんに殴りかかったんですってね』

『い、いいえ!私はそんなことしてません!いきなり志穂さんが!』

『嘘はダメよ!今回は親には報告しません。お互い様なので。ただし、次このようなことがあったら電話しますからね!』

なんで、信じてくれないの…?

そのあと15分ほど話した、いや、説教された。

ようやく家に着いた時はもう6時30分。

ガチャ

『ただいま』

返事はない。当たり前か。

部屋に行くとお母さんが、お酒を飲んでいた。

『お母さん…』

『あ?話しかけんなくず』

『ごめん…』

家にも、学校にも居場所はないのか…。

私はすぐ自分の部屋に行き、泣いた。



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