俺様不器用男子の甘い愛情
背中にくっつく茉璃を一旦、引き離して俺の胸に抱きつかせた。
腕の中で余裕なさそうにオドオド。
「逆に質問。俺の好きなとこは?」
「こ、答えなきゃダメ……ですよね?」
「分かってんじゃーん」
目を泳がせてしばらく考える仕草。
早く、って頭を撫でれば顔を真っ赤にして呆れた感じでため息。
「隼世くんのですね……優しいところが好きなのです」
「そこだけ?」
「ううん。たくさんあり過ぎるので一部を抜粋しました」
「お前やっぱ最高にかわいい」
「あっ、褒めてくれるところも大好きですよ」
褒めるってゆうか………
俺はいっつも茉璃に対して思った本心言ってるだけだし。
それに最近ますます思うこと。
茉璃以上にかわいい女って、この世にいないと思うぜ。
自分でもバカじゃねぇのって思うほど、好きなんだって。
だからさ………
「もう少し自惚れていんじゃね?」