俺様不器用男子の甘い愛情
あ``ー!!
ダメだ。
茉璃と有阪のこと考えてたら、イライラしてなんも手に付かない。
部活だってそうだ。
「隼世先輩!今日パスミス多過ぎです!」
「ごめんなさい、璃玖」
「公式試合だったら、スタメン交代ですからね!?真面目にやって下さい!」
「はい……やってます。すいません……」
璃玖にガミガミ言われる始末。
下剋上ですか、コラ。
茉璃が俺のとこに戻ってきたら覚えていやがれ。
………なんて言い返す元気もない。
もうヤダ。
「隼世~。どんまい、しっかり!」
「恭平。しばらく部活休もっかなぁ?」
「部長がサボりしてどーすんのさ。その辺は割り切ろうよ」
「じゃあ、もし玲菜ちゃんと別れたら割りきれるか?」
「………無理だね。ごめん」
俺の背中をトントン叩いて、練習に戻ってく恭平。
大切な子が、いきなり隣から消えるって思いの外ダメージキツイ。
ガラにもなく傷心ヤバイ。