俺様不器用男子の甘い愛情



誰もいない家に帰って、茉璃はすぐに台所に立った。


スーパーで買ったモノ広げて、台所に立つ姿はちょっとした新婚気分。


璃玖のおかげだ~。


「今日の晩ご飯は、ハンバーグです!ハート型にします!」

「おー!茉璃にそんな器用なこと出来んの?」

「バカにしてますねっ!?あたしにも出来るんですからー!」

「じゃ、期待してんな」

「もちろんですっ」


頭をごしゃごしゃ撫でると、茉璃は幸せそうに目を細めた。


あ………ヤバイ。


すげーかわいい。


夜まで我慢出来る自信なくなってきた。



「……あ、やっぱりあたし不器用かもです」

「どしたの?」


テレビを見てると台所に響く茉璃の声。


「これ、一応ハート型なんですけど……隼世くん何に見える?」

「………台形」

「やっぱり普通の形にしますね!」

「いや、このままでいいじゃん。不器用なの茉璃らしい」


それに不器用加減が、かわいいから許す!


苦笑を浮かべて、台形(ハート型)のハンバーグを作る。


あー………普通にかわいい。


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