来い恋
「お・・・起きてたの?」
「目だけ瞑ってたけど起きてた。だってこんな色っぽい格好で寝てる横で
普通に寝れるほど大人じゃないからね」
「だったら何か羽織らせてくれれば寝むれたんじゃないんですか?」
「別に眠たくないし、さっきの続きがしたくってウズウズしてんだけど」

急に薫との会話を思い出した
本当は私の中に入りたいんだけど私の事を大切にしているから
我慢してる。
それをきいて複雑な気持ちになった。
23歳でいい大人なのに何をここで躊躇ってるんだって
本当に相手の事が好きなら差し出すことくらいあたりまえって・・
私は亮輔さんの事が好きで好きでたまらない。
拒んでいたのは私に勇気がなかっただけだって、
だったら迷う必要がどこにあるの?
亮輔さんに触れられた部分はいつだって私を熱くさせてくれた。
「亮輔さん・・」
「ん?何?」
「抱いてください・・・」
< 100 / 176 >

この作品をシェア

pagetop