来い恋
シャワーを浴び、体を拭く。
今から着なくちゃならない
機能性ゼロの下着をマジマジとみる。
それを渋々着用する。
鏡に視線を合わすのも勇気がいる。
下着上下を着用し大きく深呼吸してから
目の前の鏡に目を向けた
うっわーーーーーーー!
何これエッチすぎる。ちょ・・ちょ・・・
思わずしゃがみこんだ。
この下着をどんな思いで選んだんだ?あの人は
とりあえずバスローブ、バスローブと挙動不審化した私は棚の上のバスローブを
勢いよく取り、鏡に視線を合わせないよう、ヒーローの変身シーンの様な
早業でそれを着る。
そこでやっと鏡に視線を向け大きく息を吐く。

何が勝負下着だ!
私は勝負なんかする気さらさらないのに!!
・・・と心の中で叫ぶとバスルームを出た
< 114 / 176 >

この作品をシェア

pagetop