来い恋
「お疲れ様です。
お話したい事があったけどお忙しそうなのでまた落ち着いたら
電話します。
無理しないように  芽依」
とメールを入れて退社した。

プハー!!
やっぱり風呂上がりのビールは最高だ!
苦しくなるくらい一気に飲んで再びプハー。
たまらん!
そしてつまみはちくわ!って完全にオヤジだしー
ビールの缶をテーブルに置き
マナーモードを解除しようとスマホを手に取ると
メールが届いてた。
亮輔さんからだった
『お疲れ。今仕事が終わったんだけど、仙台のお土産渡したいし
話もしたいし芽依に会いたいから芽依の部屋にいってもいい?』

えええええええ!

メールの来た時間は今から5分前だ。
私はとっさに電話した。

「もしもし・・・芽依?」
「はい。お疲れ様です」
「お疲れ~メール読んでくれた?」
「読んだので電話してるんです」
「仙台のお土産なんだけどさ~~賞味期限が短いんだよね。
それにすごくおいしいから早く芽依に食べてもらいたいし、会いたいんだ」

会社にいるときと何でこんなにキャラがかわるんですか?
めっちゃ甘いんですが・・・それに賞味期限が短いとかって・・これわざとだよね。
「明日じゃ・・・だめなんですよね」
「ダメ」
「ちなみに今どこですか?」
「芽依のアパートに一番近いコンビニ」
じゃー来る気満々じゃないっすか!
ここの状況で断るって無理じゃん!
「な・・なんでコンビニにいるんですか?」
「いろいろとほしいものがあったからさ。・・・じゃあ10分後位につくと思うから」
そう言って電話が勝手に切れた。

ちょっとどうしよー
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