来い恋
またも昨夜のことを思い出してしまって顔が真っ赤になる。
「朝食の準備ができたけど食べる?」
「え?朝食?」
亮輔さんが朝食を作ってくれたというよりも作れることにびっくりした。
「・・・もしかしていつも朝は食べない派?」
慌てて首を横に振る。
「亮輔さんって料理するんだなーって思って・・・」
「これでも一人暮らしが長いもんだからね・・・手の込んだものは作れないけど
それなりに作るよ。・・・・で食べる?」
私は黙って頷く。
「じゃあ起きてもらいましょうか?」
掛けてあった布団をはがされ、Tシャツと下着姿を思いっきり見られ
ぎゃーと叫んでしまった。
これには亮輔さんも驚いてどうしたんだと?と聞かれる。
「私の着ていた服ってどこ?・・・こんな姿恥ずかしすぎます」
真っ赤になりながら訴えると。
「あ~~服ね。」
笑いながらクローゼットを開け私の服を持ってきてくれた。
「リビングにいるから着替えたらおいで」
私はそれを受け取ると頷いた。
亮輔さんが部屋を出ると私は速攻で着替えて寝室をでた。
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