来い恋
「芽依のご両親にはちゃんと了解得てるから・・・」
ちょっと待ってよ。
亮輔さんも亮輔さんならうちの親も親!何勝手に話進めてるの?
お見合いだってそう。
なんでもかんでも勝手に決めちゃって。
私の意見とか完全無視な訳?
冗談じゃない!
「何で私のいないところで勝手に決めるんですか?
それにいつそんな話をうちの親としたんですか?」
なんかむちゃくちゃ腹が立ってきた。
「・・・お見合いのセッティングをお願いする時に
『もし、芽依さんが僕でいいと言ってくれたら一緒に暮らしたいので
考えてもらえまえませんか?』ってお願いしたんだよ。
そしたら芽依のご両親は俺だったら構わないって言ってくれたんだ。
だから一緒に暮らしたいって思ったのは昨日今日の話じゃないんだ。
・・・話をちゃんとしなかったのは悪いと思ってる。
でも俺は早く芽依を独り占めしたいんだ。だめかな・・・」

あーむかつく。なんでいつもこういう時にこんな甘い顔をするんだよ。
これじゃ~断るとかできないじゃん。
ぐやじいーーーー!!!
むかつくし、くやしいからだまって亮輔さんの前に手を出した。
「なに?」
「鍵・・・鍵ちょうだいよ。鍵がなきゃ家から荷物持ってきても入れないじゃないですか?」
亮輔さんは極上の笑顔で鍵をわたしにくれた。
あー無駄にかっこいいとなんでも許せちゃうのがむかつく!
「今日の晩御飯はハンバーグがいいな~」
早速晩御飯のリクエストなのね。はいはいわかりましたよーだ。

それから間もなく、亮輔さんは仕事にいき、私はアパートへと向かった

まだキスまでだけど同棲しちゃうのね・・・
一体どうなるやら・・・・考えただけで怖いです。






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