*総PV2億突破御礼*完
ちょっとまって。

いくら男性に免疫がないからって、ドキドキしすぎじゃない!!


治まれ!! あたしの心臓!!!!


スーハ――……スーハ――……。

隠れて深呼吸を繰り返すと、なんとか平常へ戻ってきてくれた。



あーあ。

ダメだな。

お父さんの希望で高校は女子高だったし……中学とかは部活に夢中で恋愛と無縁だったあたし。

大学も女子大だし、出会いなんてないから、こんな風に男性から話しかけられた時の対応の仕方とか全然わからない。

挙動不審になってない?

ん~でも別に!


彼はあたしをただの客だと思って特に何か考えているわけじゃないんだろうけどさ。



「よし、じゃあすぐにコーヒー持ってくるね!」


笑顔でそう言ったウェイターの斉藤さんは、カウンターの中へと戻っていった。


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