恋愛ゲームに従兄有。
「さーて...この世界はいつまでつづくのかねぇ...」


今私は独り言を言って


昼間の佐賀の街を歩いてる。


後は


消えるだけ


怖くもない


寧ろ、早く消えてしまいたいぐらい。



だから今、ある場所に向かってる。


最後くらいばあちゃん、じいちゃんに会いたかった


でも会えない。


だから空に向かって叫ぶんだ



力いっぱい




「あたしは生きたよ!!今を生きたんだ!!次はまた全力で生きてやるさ!!」


車が遠ざかる歩道橋の上で


思いっきり叫んでやった


そうだよ。



あたしは生きたんだ


生きた時間は少なくても


あたしは生きたんだ


それだけあれば悔いは無いさ




あたしという小さな存在が




居たんだってことがあればもういいんだ。






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