春
約2時間のコンサート映像が終わって。
余韻に浸るあたし。
そこにデザートを持った、マコちゃんのおばあちゃんが部屋へ入ってきた。
「サーターアンダギーさ」
訛りのきいた声でゴツゴツした茶色いものを置いていった。
「さーた?」
「サーターアンダギー。東京でいうドーナツみたいなものだよ。食べてみな?」
聞き慣れない名前に苦戦しているとマコちゃんが親切に教えてくれた。
「…いただきます」
…。
「…なにこれ…すっごく美味しい…」
「でしょー?僕も大好きなんだぁ」
「お持ち帰りしてもいいですか」
「お土産コーナーに売ってるから買って行くといいよ!」
「やったー!」