春
あの後。
取り残されたあたしは手すりの前でぼーっと突っ立っていて。
のんびり歩いて帰ってきた酒井さんから醤油とお釣りを受け取って。
酒井さんに元気だせ、と言われ。
酒井さんにも置いてけぼりにされ。
どこからか帰ってきたチャラチャラ軍団に声をかけられた。
それまでのあたしは空っぽだった。
「あれー?あの人光のやないー?」
「ほんまやー」
「なにしとんかな?幽霊みたいやー」
あゆむと健二と弘樹。
だったかな。
「なにしてんのー?」
多分、弘樹に声をかけられた。
「…別に…」
「光と話したのー?」
いちいち語尾を伸ばすこいつらは幼稚園児か…。
「さぁね、あたし帰らなきゃ」
「冷たー」
3人でゴニョゴニョ文句を言っていたけど、無視して家に帰った。
「あら、遅かったわね、葵。また光くんと?」
「ううん、お醤油がどこにあるかわかんなかったの」
嘘をついた。
「えぇ?それで2時間もかかる?」
「2時間?」
「そうよ、もう17時半よ?」
「え、うそ」
あたし、そんな長い間突っ立ってたんだ…。
「んもう、なにやってんのよ」
そう言ってあたしから醤油とお釣りを取ってキッチンへ戻って行った。
「あ、あたし今日ごはんいいや。なんか体調悪いみたい」
「え?そうなの?」
「うん、ごめんね」
「もうすぐ学校も始まるんだから、ちゃんとしときなさいよ」
「うん」
取り残されたあたしは手すりの前でぼーっと突っ立っていて。
のんびり歩いて帰ってきた酒井さんから醤油とお釣りを受け取って。
酒井さんに元気だせ、と言われ。
酒井さんにも置いてけぼりにされ。
どこからか帰ってきたチャラチャラ軍団に声をかけられた。
それまでのあたしは空っぽだった。
「あれー?あの人光のやないー?」
「ほんまやー」
「なにしとんかな?幽霊みたいやー」
あゆむと健二と弘樹。
だったかな。
「なにしてんのー?」
多分、弘樹に声をかけられた。
「…別に…」
「光と話したのー?」
いちいち語尾を伸ばすこいつらは幼稚園児か…。
「さぁね、あたし帰らなきゃ」
「冷たー」
3人でゴニョゴニョ文句を言っていたけど、無視して家に帰った。
「あら、遅かったわね、葵。また光くんと?」
「ううん、お醤油がどこにあるかわかんなかったの」
嘘をついた。
「えぇ?それで2時間もかかる?」
「2時間?」
「そうよ、もう17時半よ?」
「え、うそ」
あたし、そんな長い間突っ立ってたんだ…。
「んもう、なにやってんのよ」
そう言ってあたしから醤油とお釣りを取ってキッチンへ戻って行った。
「あ、あたし今日ごはんいいや。なんか体調悪いみたい」
「え?そうなの?」
「うん、ごめんね」
「もうすぐ学校も始まるんだから、ちゃんとしときなさいよ」
「うん」