浅葱色に射す一筋の光




    奥の部屋には


      翔「麻呂!!!」


      麻呂「優輝菜…」


   翔「麻呂!!!逃げて!!!」


      ガゴンッッッ!!!


 土方「てめぇ!敵に何言ってやがる!」


   翔「麻呂は此処で死ぬような小さな男じゃない!!!」

   
   頭を押さえながら必死に説得。

   
   麻呂「仲間を置いてはいけない」

   
   翔「お願いだからっっっ!!!」

  
   麻呂「優輝菜……もう別れは……

        済ませただろ…………」

   優輝菜「……………………………………

     晋作を助けてっっっ!!!」


 すると、麻呂は大きな溜め息を一つ吐いて

刀を抜き、翔の腕を引っ張り喉元に這わせた


  麻呂「優輝菜を殺したくない…頼むから…動くなっっっ!!!」  


  麻呂は翔を担ぎ、そのまま窓から飛び降り、駆け出した。


      土方「翔!!!」


  土方も後を追い、飛び降り追いかけたが…見失った…


  土方「クソーーーーーーッッッ!!!


      またかよっっ!!」



   ーーーーーーーーーーーーーー



  その頃、優輝菜達は



    担がれたまま走っていた…



   翔「またかよっっっ!!!」




     麻呂「御免っっっ!!!」


 

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