浅葱色に射す一筋の光





  土方は翔の頭をポンポンと叩き総司を見た


    土方「総司…具合は?」


     総司「吐血なし!!!」


  土方「ふっ!良かった…」

 土方は最高の笑顔で総司の頭を撫でた。


  土方「お疲れさん!!下行くぞ!」


   総司「夜が開けましたね…」


   窓の外を薄暗い道に光を灯した。


  土方「っっっ!!!今頃来やがった!」


   翔が窓を覗くと…会津藩…


 土方「手柄を取られてたまるかっっ!!」


 駆け下りて行った土方を見て2人で笑った


    翔「降りようか…立てる?」


   総司「大丈夫ですよ!!!」


  総司に肩を貸し、ゆっくり降りていった


  平助と新八の所に座らせ、ポカリを渡し
   
      平助の傷を見た。 


   翔「深い……………………………」


    新八「焼けば良いだろ…」


  翔「あれは…死ぬほどつらい…」


  新八「平助なら平気だよ。ケラケラ」


 翔は手拭いを濡らし、平助の顔を拭いた。


  そして傷口を強く押さえるように

 近くにいた左之に言い、新八の傷をみた…


  翔「…取り敢えず…菌が入らないように洗おう…」


桶に水を入れ、新八の手に何度も水をかけた。


 手拭いを5cm程に裂きキツくキツく巻き付けた。


 新八「もうちょっと優しく巻けないのか?」


 翔「平助よりはマシだけど、深いから…我慢してよ。縫った方が治りが早い…」


  翔「帰ったら酒で消毒するけど、医者呼んでね…化膿したら困るし…」


     新八「心配し過ぎ」


  翔「怪我を甘く見るなっっっ!!!」

  


   ーーーーーーーーーーーーーー




     新選組の誠の旗を掲げ

屯所に向けて歩く時には太陽が昇っていた…。


  町人は血塗られた私達を白い目で見ていたけど…やりきった感で皆嬉しそうな顔をしていた。 帰る頃には総司も普通に歩けるまでに復活していた。



  
    ーーーーーーーーーーーーーー




  池田屋事件は…こうして幕を閉じた…





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