浅葱色に射す一筋の光




 土方「先の世は…お前の時代は平和か?」

  翔「…内戦は…あなた達が終わらせる。 西南戦争を最後に、日本人同士が争うことはない。 次は…日清戦争かな…」

  土方「なら…それで良いんじゃないか?」

  翔「…じゃ~…私が生き残っちゃったら…責任とって!」

   土方の方を向いて土方を睨む。

  翔「最期まで突っ走るなら…

 土方が死ぬ日…あんたの馬に私も乗る…」

   土方「……………ダメだ!」

       翔「何で!」

    土方「お前は女だ!」

  翔「悪いけど、私はもうここの隊士だし、会津にはお八重さんがいる。銃を操る女の銃士だよ!!」

    土方「…………ダメだ!」

  翔「一緒に死んでよ…ずっと一緒にいてよ!! 1人にしないで!

 どぅ死ぬかじゃなくて、どう生きたか…が大事なの!1人生き長らえても幸せにはなれない。この時代にはあんた達が私の全てなの!」

   土方の着流しを掴んで叫ぶ翔。

 土方「……分かった。お前の志、しかと受け取った」

    翔「あ…うん。どぅも。」

 急にこっ恥ずかしくなってどもってしまう

  土方「お前…俺に惚れてんだろ…」

  翔「いや!それは違う…断じてな…」

       チュッ!!

  翔「違っっっ!!!何すんの!!!」

  土方「ふっ!違わねぇ~な! まぁ良い。寝るぞ。 大阪の件はお前は留守番だ! 分かったな!」

 話を終わらせさっさと寝てしまった土方。

  
 


 
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